法隆寺、秋の特別御開帳藤ノ木古墳を見てから法隆寺へと向かいました。着きました、久しぶりの法隆寺です。 私は子供のころこの近くに住んでいたので良く来たものです。 三月の法隆寺会式はこの辺りの小学校、中学校は授業が午前中で終わってみんな法隆寺に来るのですよ。 懐かしい。 今日の目的はは、夢殿なので五重塔の方へは行きませんでした。 夢殿へ行く途中に法隆寺秘宝展がありました。 せっかくなので、ちょっと入ってみることにしました。 金堂安置の四天王像四躯(国宝)等による、「飛鳥・白鳳時代の至宝」や今春、奉納されました現代の名工の手による「平成の玉虫厨子」(復刻版のみ)も展示されていました。 今日の目的の聖徳太子等身秘仏救世観音像がありました。 薄暗くて見えにくいのですが、じーっと目を凝らして見ていると見えてきました。 優しそうなお顔です。 神秘的な雰囲気です。 1879年, 岡倉天心とErnest Fenollosa は法隆寺夢殿を調査したのだそうです。 かれらは私人というより、廃佛棄釈で荒廃した古都の文化財を調査保護するための、政府のエージェントだったらしいのです。 夢殿の救世観音像は数世紀というもの秘められており、だれもみたことがなかったのです。 鎌倉初期の法隆寺の要職であった学僧、顕眞でさえ、「だれもみたことがない。仏像のかたちはわからない。」とAD1238前後に 記録しています。 実際、天心とFenollosaは500mもの白い布をほどいてようやく見ることが出来ました。 8世紀以前では最良のコンデションにある金箔貼木彫佛が見えてきました。 そのとき、法隆寺の僧たちが逃げ出したといわれています。 寺に伝わる伝承では、この秘仏が人目にさらされたとき法隆寺が崩壊するということになっていたらしいのです。 今では、期間は決まっていますが私たちもこうやって見ることが出来るようになりました。 本当に素晴らしい、心が洗われるようなお姿でした。 今日は来て本当によかった。 このあと法輪寺、法起寺へと向かうのですが、ちょっとお腹が空いたので“夢違”というお店でにゅうめんを食べました。 元気が出たので、次の目的地へ出発です。 ジャンル別一覧
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